④幼虫飼育の仕方

今日は4つ目の幼虫飼育についてお話します。

飼育床のマットの上にカブトムシの幼虫のフンが見えてきたら、

マット交換の合図であり、幼虫飼育の始まりです。

幼虫期間は8ヶ月~10ヶ月程で、

その後蛹室を作りさなぎ(蛹化)になり、

成虫(羽化)するまでが約1ヶ月間あります。

室内の暖かい所で飼育する場合は、こまめ(2~3ヶ月に1回)に

マット交換するのも良いですが、室外の寒い所で飼育する場合は、

幼虫の負担(急激な温度差で幼虫が死んでしまう場合もある)

を減らすためにも、はじめに幼虫が蛹室を作れるマットにしましょう。

縦12cm横10cm高さ15cmが1匹に対して必要なスペースです。

例えば中ケース(幅約30cm奥行約20cm)では4匹くらい。

大ケース(幅約37cm奥行約22cm)では6匹くらい。

衣装ケース(幅約39cm奥行約74cm)では20匹くらいがちょうどよいです。

幼虫をつめすぎるとつのが曲がったカブトムシが生まれてくる可能性が

高いので、あとで後悔しないよう、余裕を持ったスペースを作りましょう。

この方法だと、マット交換は2回ですみます。

2回目は4月頃がちょうどよいです。

2回目のマット交換のポイントはマットを強く押し固めた方が

カブトムシはしっかりとした蛹室が作れるようです。

 

もう一つ、冬場の管理で大事なのは

マットの乾燥を防ぐ事とと外気の寒さを防ぐ事です。

マットの乾燥を防ぐには防虫シートまたは新聞紙をケースとふたの間に

はさめておくと大丈夫です。

寒さを防ぐには、雪の積もらない場所を選びダンボールを厚く敷き、

その上にケースを置き、発泡スチロールかダンボールでふたをして

シートをかぶせるとだいぶ保温されます。

4月頃暖かくなってきたら、取り外してマット交換をしてください。

 

幼虫が育つために気を付ける事は、

マットの乾燥・凍結を防ぐ、蛹室を作れる十分なスペースの確保です。

あとは7月~8月に羽化して出てくるカブトムシを待つだけです。

室内飼育の場合、温度が高いと5月頃羽化する事もあります。

 

子供が昆虫に熱心に興味を抱く期間は短いです。

ぜひ、この期間に親子で昆虫の一生に興味を抱いていただけたらと

願っております。

少しでも皆様の参考にしていただけたら幸いです。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    seks telefon (金曜日, 17 11月 2017 22:13)

    maślniczka